ユーロドルは押し安値を形成か、米求人数が低水準【2024年9月5日】

2024年9月5日

Markets Analysis

ファンダメンタル分析

  • 米求人件数は減少、2021年以来の低水準
  • 米雇用統計も悪化が懸念、ドル安のさらなる進行に注意
  • 日鉄によるUSスチール買収計画が難航、大統領が阻止の考え示す

ユーロドルテクニカル分析

ユーロドルの日足チャートを分析する。ユーロドルは28日移動平均線が意識されている。昨日の上昇で、包み足を形成し、28日移動平均線を上回っている。23.6%も回復したようだ。RSIも50で反発し、もう一度再上昇の可能性がある。

本日の米ADP雇用統計に注目が集まる。米求人数が減少しており、雇用者数も必然的に低くなることが予想される。そうなると、ドル安リスクが意識されやすい。ユーロドルは押し安値を形成して、相対的にユーロが買われやすいか。

予想としては、もう一度、1.10ドルのラウンドナンバー突破にトライすると考える。

【ユーロドル/日足】

デイトレード戦略(1時間足)

1時間足のユーロドルを分析する。ドル安が強くなれば、ユーロドルは上昇する。基本的には押し目買い方針としたい。RSIは59となっており、上昇の余地は十分ある。1時間足であれば、28MA付近での買い。1.10ドル付近での決済と、短期取引を意識したい。

米ADP雇用統計で、ドル安の動きとなれば。1.12ドル付近まで急騰する可能性もある。NY市場前にはポジションを整理し、21:15分のADP雇用統計を見て、相場を見ながら、再度、買いポジションを検討する方針とする。

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。

1.10ドル・・ラウンドナンバー

【ユーロドル/1時間足】

市場センチメント

EURUSD 売り:63% 買い:37%

本日の重要経済指標

経済指標やイベント日本時間
米ADP雇用統計21:15
米失業保険申請件数21:30
米サービス業購買部協会景気指数22:45
米ISM非製造業指数23:00

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)

認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得

FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。

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