ドル円は142円台に、米雇用統計は強弱がまちまちの結果に【2024年9月9日】

2024年9月9日

Markets Analysis

ファンダメンタル分析

  • 米新規雇用者数は予想を下回る、平均時給は予想を上回る
  • 市場の関心は米CPIに、FOMCの利下げ幅に大きく影響
  • ドル円は今後も下落可能性、円高が強まる

ドル円テクニカル分析

ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は143.50円を下方向へブレイクアウト。米雇用統計の発表で、一時141円台まで下落した。米雇用統計の強弱がまちまちで、140円割れにはならなかったが、長期的には下落方向と予想する。

MACDを見ると、再びヒストグラムが下方向に伸びており、シグナル線を下回っている。長期GMMAも間隔が拡がっており、下落を示唆。当面の下値目安は、日足直近安値である141.70円である。141.70円を割り込み、米CPIが弱めの結果となれば、140円割れも今週中に試す可能性がある。

引き続き下落リスクに注意したい。

【ドル円/日足】

デイトレード戦略(1時間足)

ドル円の1時間足チャートを分析する。基本的には戻り売りとしたい。雇用統計の後に反発したが、143.50円がしっかりと抵抗線として機能していることが確認できた。143円付近の売り圧力は大きい。

デイトレード方針としては、戻り売り。143.15円まで引き付けて売り指値を設定したい。143.35円になれば一度ストップロス。再度の売りチャンスを見つけたい。利益確定ラインは142.50円、141.70円の2つの価格帯とする。

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。

143.50円・・主要な抵抗線

141.70円・・日足直近安値

【ドル円/1時間足】

市場センチメント

USDJPY 売り:34% 買い:66%

本日の重要経済指標

経済指標やイベント日本時間
日本GDP8:50
豪建設許可件数10:30

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)

認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得

FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。

FX1万円チャレンジ情報はこちら

FX1万円チャレンジ一覧

シュウ・フジヤス・ジュニア氏のインタビュー記事

国際認定テクニカルアナリスト、シュウ・フジヤス・ジュニア氏に独占インタビューしました!Vol. 1

国際認定テクニカルアナリスト、シュウ・フジヤス・ジュニア氏に独占インタビューしました!Vol. 2

国際認定テクニカルアナリスト、シュウ・フジヤス・ジュニア氏に独占インタビューしました!Vol. 3

国際認定テクニカルアナリスト、シュウ・フジヤス・ジュニア氏に独占インタビューしました!Vol. 4

国際認定テクニカルアナリスト、シュウ・フジヤス・ジュニア氏に独占インタビューしました!Vol. 5

国際認定テクニカルアナリスト、シュウ・フジヤス・ジュニア氏に独占インタビューしました!Vol. 6

国際認定テクニカルアナリスト、シュウ・フジヤス・ジュニア氏に独占インタビューしました!Vol. 7

国際認定テクニカルアナリスト、シュウ・フジヤス・ジュニア氏に独占インタビューしました!Vol. 8