ユーロドルは下落基調、米CPIを控えて様子見が徐々に強まる【2024年9月10日】

2024年9月10日

Markets Analysis

ファンダメンタル分析

  • 日本のGDPが予想外の下方修正、利上げ観測が後退で円安
  • 米CPIと大統領候補討論会を控えて様子見姿勢

ユーロドルテクニカル分析

ユーロドルの日足チャートを分析する。ユーロドルは28日MA付近での攻防が続いていたが、高値陰線+包み足を形成し下落。戻り高値となった。米経済指標がまちまちな結果であり、そこまで悪くないという見方から、ドルが買われつつある。

38.2%に該当するのは1.0996ドル付近となる。1.1026ドルが直近安値であり、割り込めば下落トレンド開始と判断される。しかし、1.10ドルが大きな支持帯として機能しそうだ。ラウンドナンバーであるうえ、フィボナッチリトレースメント、ピボットS2に該当し、一回の下落でブレイクアウトは難しい。一度は反発しそうな要素が満載だ。

まずは、1.1026ドルを割り込むかに本日は注目したい。

【ユーロドル/日足】

デイトレード戦略(1時間足)

1時間足のユーロドルを分析する。下落基調となっており、1.1026ドルの直近安値に接近している。38.2%を目指して下落すると考えるのが自然な流れだ。MACDの山も切り下がっており下落を示唆する。

しかし、1.10ドルを簡単にブレイクアウトはしにくいと考える。本日は反発を予想する。

デイトレード方針は、1.10ドルの反発を期待する逆張りで、買い指値を置いてみたい。1.0995ドルに買い指値、1.1035ドル付近で決済。1.0945ドルになれば、ストップとする。

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。

1.10ドル・・ラウンドナンバー/フィボナッチ/ピボットS2

【ユーロドル/1時間足】

市場センチメント

EUDUSD 売り:44% 買い:56%

本日の重要経済指標

経済指標やイベント日本時間
英雇用統計15:00
ドイツ消費者物価指数15:00
OPEC月次報告20:00

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)

認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得

FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。

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