ドル円は下落基調が継続、米大統領候補討論会が開催【2024年9月11日】

2024年9月11日

Markets Analysis

ファンダメンタル分析

  • 本日は米CPI発表、市場は利下げを期待しており弱めの数字期待
  • 米大統領候補討論会が開催、選挙が徐々に意識される時期に

ドル円テクニカル分析

ドル円は下落基調が継続している。8月の日経平均株価急落時に連動して円高になった最安値141.90円に接近している。間もなく、141.90円を割るのではないかと考える。高値切り下がりになっており、戻り高値を形成しているローソク足も包み足を形成。28日MAが意識されているようだ。

本日は、日本時間午前に米大統領候補討論会、日本時間夜には米CPIの発表が予定されている。ボラティリティの上昇に十分注意が必要だが、長期的な視点で考えると、下落リスクが高いと考える。

【ドル円/日足】

デイトレード戦略(1時間足)

1時間足のドル円を分析する。戻りが非常に鈍く、円高圧力が強まっている。1時間足の転換線がレジスタンスラインとなり、141.90円のサポートライン突破を試しているようだ。本日は2大イベントが開催予定で、トレードの方針が立てにくいが、テクニカルに注目すると、下落継続と考える。

イベントが開催され不確定要素が強いため、デイトレード方針の具体的な数値の公表は控えたい。イベント開催中、イベント前後はボラティリティが非常に高くなる可能性があるため、十分注意したい。

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。

141.90円・・フィボナッチ61.8%

【ドル円/1時間足】

市場センチメント

USDJPY 売り:33% 買い:67%

本日の重要経済指標

経済指標やイベント日本時間
日銀中川理事講演10:30
英GDP15:00
米消費者物価指数21:30
米原油在庫量23:30

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)

認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得

FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。

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