ドル円は方向感付かず、米コアインフレ率が予想外の上昇【2024年9月12日】
2024年9月12日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 米コア消費者物価指数は予想を上回る、0.25%の利下げ観測高まる
- 米大統領候補討論会はハリス氏優勢、大きな影響与えず
- 日銀委員が緩和縮小を改めて強調、円高要因
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は140.70円まで下落後、米コアCPIの発表を受けて142円台後半まで戻している。RSIを分析すると、安値切り上がりとなっており、一度144円付近まで戻す可能性も否定できない。
大幅な利下げ観測が後退したことでドル買いが強くなる展開も予想される。しかし、長期的な円高基調に変わりはないため、上がったところを売る戦略がいいのではないかと考える。一目均衡表の転換線が1つの上値目安。144円付近で推移しているため、144円付近になれば上昇も一服しそう。戻り売りのチャンスを待ちたい。
デイトレード戦略(1時間足)
1時間足のドル円チャートを分析する。米CPIが予想を上回ったことや、討論会でハリス氏優勢となったことなどが影響し、トランプトレードが巻き戻されている。トランプ氏は米製造業側に立っているためドル高を嫌う。そのため、ハリス氏優勢となったことで、安心感が出ているのかもしれない。
ドル円は140.70円まで突っ込み売りをしたため、調整幅も大きくなっている。
ただ、日銀の利上げ・FRBによる利下げというファンダメンタル要因は変化していないため、いずれ円高基調に戻るだろう。戻り売りの目安は日足転換線が推移する144円付近。
デイトレード方針は戻り売り。エントリーは144円、決済は142.50円、ストップは145.20円とする。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
140.70円・・昨日安値
140.25円・・2023年末安値
市場センチメント
USDJPY 売り:41% 買い:59%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
日本大企業製造業景況判断指数 | 8:50 |
日銀田村委員講演 | 10:00 |
米失業保険継続申請件数 | 21:30 |
米PPI(生産者物価指数) | 21:30 |
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
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