ドル円は2024年最安値を更新、米大幅利下げの期待先行の相場【2024年9月16日】

2024年9月16日

Markets Analysis

ファンダメンタル分析

  • FOMCでの0.50%の利下げ確率は40%が織り込み、ドル安が進む
  • ドル円は2024年最安値水準に到達、利下げ観測がどこまで高まるか

ドル円テクニカル分析

ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は140円台で終値を迎えており、2024年最安値を更新した。1月につけた安値は140.81円なので、本日の焦点は140.81円を終値ベースで割れるかどうかだろう。

米インフレ率の上昇で一瞬ドル高になったが、大幅利下げ期待が先行し株価は上昇、ドル安の動きがロンドン・NY時間に強まった。0.50%の利下げを見込んで突っ込み売りをしている。

-DIは上昇基調になっており、ADXも徐々に上昇の兆しがある。一方、RSIは安値が切り上がっており、ダイバージェンスが出現している。調整の動きにも注意が必要だ。

【ドル円/日足】

デイトレード戦略(1時間足)

1時間足のドル円チャートを分析する。28MAが抵抗線として機能しており、意識されている。金曜日は大幅利下げ観測が高まり、突っ込み売りの様相だったが、本日は重要指標を控えている週でもあり、調整の動きが強まる可能性がある。

RSIは50になるまで上昇する可能性がある。

本日のデイトレード方針は戻り売り。141.35円で売り、140円付近で決済の流れをイメージしたい。141.65円でストップとする。

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。

140.810円・・2024年1月最安値

140.250円・・先週末の最安値

【ドル円/1時間足】

市場センチメント

USDJPY 売り:32% 買い:68%

本日の重要経済指標

経済指標やイベント日本時間
NY連銀製造業景気指数21:30

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)

認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得

FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。

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