本日はFOMC開催、米利下げ幅を見通せず予想が分かれる【2024年9月18日】

2024年9月18日

Markets Analysis

ファンダメンタル分析

  • 本日深夜はFOMC、市場のボラティリティ上昇に厳重に警戒
  • ドル円は142円台まで上昇、米小売売上高が予想を上回る
  • FOMCの予想が分かれて見通せず、55%が大幅利下げを見込む

ドル円テクニカル分析

ドル円は142円台まで急上昇した。139円台まで売られていたが、米小売売上高が市場予想を上回ったことで反発し、転換線を上回って、ショートカバーやストップ注文を巻き込んで急騰したと考えられる。

FOMCの見通しが効かず、市場予想も2つに分かれている。市場センチメントを確認しても、売りポジション、買いポジションが拮抗しており、専門家でも予想が困難。大幅利下げとなっても、0.25%の利下げになっても、ボラティリティは急上昇すると思う。

RSIを分析すると、RSIの安値は切り上がっている。FRBはインフレ再燃を最も恐れており、事実、先日の米インフレ率はやや上昇するという結果だった。労働市場が縮小している一方、景気を示唆する指標はそこまで悪くない。

小幅利下げだった場合、一時的に145円手前まで上昇する可能性もある。ポジション管理には厳重に警戒したい。

【ドル円/日足】

デイトレード戦略(1時間足)

ドル円の1時間足を分析する。ドル円はやや下がっている。1時間足のRSIが70を下回り、下落シグナルが発生。本日は夜にFOMC本番を迎えるため、FOMCまでは無茶な動きはしないと考える。積極的に買う動きもないと予想されるため、徐々に下落しそうだ。

141円台前半までは下落するかもしれない。

本日のデイトレード方針は日中は強いて言えば売り。ただし、スキャルピングのみとして、夜にはポジションなしとする。FOMCは予想がしにくく、デイトレード方針も立てにくい。ポジションを保有している人は、十分に注意してほしい。

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。

140.810円・・2024年1月最安値

140.250円・・先週末の最安値

【ドル円/1時間足】

市場センチメント

USDJPY 売り:50% 買い:50%

本日の重要経済指標

経済指標やイベント日本時間
英消費者物価指数15:00
EU消費者物価指数18:00
米住宅着工件数21:30
米原油在庫量22:30
政策金利発表&米金利予測翌3:00
FOMC記者会見翌3:30

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)

認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得

FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。

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