ユーロドルは下落、米経済指標は堅調も中東情勢が重し【2024年10月4日】

2024年10月4日

Markets Analysis

ファンダメンタル分析

  • 米経済指標は堅調な結果、中東情勢が株価の重しに
  • 英中銀総裁は利下げに言及、ポンドドルの急落に連動か
  • 本日は米雇用統統計、ボラティリティの上昇に警戒

ユーロドルテクニカル分析

ユーロドルの日足チャートを分析する。ユーロドルはダブルトップを形成しており、昨日は1.10ドル付近まで下落した。ラウンドナンバーである1.10ドルの支持帯は堅く、反発している。下値には52日移動平均線が控えており、1.10ドルを割れば、下値目安となるだろう。

1.10ドルの反発は2回目であり、次に下落したときは3回目となる。3回目では突破されることもあるため、警戒が必要。本日の米雇用統計次第では、ドル売りが強まり、突破するシナリオも考えられる。

ADXは30に接近しており、トレンドの勢いが強まっている。

【ユーロドル/日足】

デイトレード戦略(1時間足)

ユーロドルの1時間足チャートを分析する。ユーロドルは1.10ドル付近まで下落してから反発している。ただ、反発は非常に弱い。ユーロ圏の経済状況は悪化しており、ECBの大幅利下げ観測も高まっている。ユーロドルには売り圧力がある。

1.1050ドル付近まで上昇する可能性がある。フィボナッチの23.6%が意識されるかどうかに注目したい。

本日は米雇用統計のため、結果次第となる。結果が弱くなりドル売りとなれば、ユーロドルは相対的に上昇しやすくなる。結果が予想以上に強くドル買いとなれば、ユーロドルは急落する可能性がある。

デイトレード方針は、長期的には売り方針としたいが、米雇用統計の結果が出るまでしばらく様子見したい。

【ユーロドル/1時間足】

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。

1.10ドル・・ラウンドナンバー

市場センチメント

EURUSD 売り:22% 買い:78%

本日の重要経済指標

経済指標やイベント日本時間
米雇用統計21:30
ウィリアムズ総裁講演22:00

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)

認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得

FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。

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