ドル円は148円台に、米雇用統計で市場予想を10万人上回る【2024年10月7日】

2024年10月7日

Markets Analysis

ファンダメンタル分析

  • 米雇用統計は非常に強い結果、全てで良好な結果
  • 米利下げ観測は後退、市場の金利見通しに修正
  • ドル円はドル高円安が進む、8月上旬以来の水準

ドル円テクニカル分析

ドル円の日足チャートを分析する。ドル円はフィボナッチリトレースメントの61.8%を上回り、148.70円付近で終値を迎えている。上値には52日移動平均線が控えており、149.35円の抵抗線も控える。また、雲の中で推移しているため、不安定な動きとなりやすい点に注意が必要だ。

一度調整売りが発生する可能性が高い。可能性としては、147円前半まで下落する可能性がある。

米雇用統計が全てで市場予想を上回り、失業率も改善。新規雇用者数が予想の10万人を上回るというのはインパクトがある。米要人発言に注意だが、今週はドル高が優勢となりそうな気配だ。

【ドル円/日足】

デイトレード戦略(1時間足)

ドル円の1時間足チャートを分析する。ドル円は52移動平均線で反発し、一時149円台となった。米雇用統計が良好な結果となったことで、円高から一気に円安方向へ傾いた。売りポジションのストップロスを巻き込んで上昇したと考えられる。フィボナッチエクスパンションの161.8%を上回り推移。256.8%は150.40円付近が該当する。

RSIを見ると、70を下回ろうとしているため、今後押し安値を形成する可能性がある。押し安値となりそうな価格帯は161.8%の147.50円付近。

デイトレード方針は押し目買いとする。エントリーは147.50円、147円とする。決済は149円台を想定。52移動平均線を明確に下回った段階でストップロスとする。

【ドル円/1時間足】

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。

150.35円・・90日移動平均線

149.35円・・8月15日の戻り高値

市場センチメント

USDJPY 売り:72% 買い:28%

本日の重要経済指標

経済指標やイベント日本時間
ドイツ連銀要人講演16:25
FRB理事ボウフマン氏講演翌2:00
FOMCメンバー講演翌2:50
FOMCメンバー講演翌7:00

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)

認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得

FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。

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