ドル円は153円台が最後の抵抗線、衆院選の結果は?【2024年10月28日】

2024年10月28日

Markets Analysis

ファンダメンタル分析

  • ドル円は上昇基調が継続、衆院選で与党が過半数を上回るか
  • 米大統領選まで1週間、トランプトレードでドル高が継続

ドル円テクニカル分析

ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は240日移動平均線が支持線として機能している。ブレイクアウトした後に一度反落する「リターンムーブ」の動きが観測され、再度支持線として機能していることが確認できるため、信頼度が高いシグナルだ。

上値の目安はフィボナッチ61.8%に該当する153.30円と予想する。153.50円を上回ると、全戻し、つまり、160円台付近までの上昇を意識する可能性があり、注意が必要だ。

衆院選で与党が過半数を獲得できなかった。政治が不安定になる懸念を市場が意識するだろう。執筆時点では、どちらの方向に為替相場が傾くか予想しにくい状況。ただ、株式相場は大きく下落するだろう。

【ドル円/日足】

デイトレード戦略(1時間足)

ドル円の1時間足チャートを分析する。チャートの形状のみを考えると、上昇基調が極めて強く10移動平均線が支持線となって153円台の突破にトライするのではないかと考える。

与党が過半数割れとなり、政治が不安定化することが意識されるだろう。大きなボラティリティになる可能性があり、注意が必要だ。少なくとも株価は下落すると予想される。リスクオフの動きだが、最近の傾向を考えると、円高になるかは分からない。

月曜日のトレードは慎重におこないたい。デイトレードの予測だが、朝の相場の様子見をして、方針を決めたいと考える。

【ドル円/1時間足】

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。

153.30円・・日足フィボナッチ61.8%

市場センチメント

USDJPY 売り:66% 買い:34%

本日の重要経済指標

経済指標やイベント日本時間
カナダ中銀総裁コメント翌2:30

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)

認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得

FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。

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