ドル円は円安で反応、衆議院選で与党過半数割れ【2024年10月29日】
2024年10月29日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 衆議院選挙は与党過半数割れ、ドル円は窓を大きく開けて上昇
- 日本の政治が流動化する可能性、円安が進みやすい相場環境か
- 原油が大幅安、窓を大きく開けて67ドル台に下落
ドル円テクニカル分析
ドル円は窓を大きく開けて一時153.88円に上昇した。衆議院選挙が実施され、与党は大敗となった。過半数割れとなったことで、今後は与党だけでは政策運営はできず、野党と連携しなければならなくなる。政権が安定せず、不安定化することが懸念される。
このような状況では、当分日銀による政策金利の引き上げは難しいだろうという思惑が市場に広がった可能性がある。米FRBは利下げに慎重な姿勢を示していることで、日米金利差が意識されたとみなせるだろう。
153.30円は直近の下落トレンドのフィボナッチリトレースメント61.8%に該当し、最後の防衛ラインとなる。10日移動平均線を支持線に上昇しており、153.30円を上抜けて155円台を目指すシナリオも想定したい。ただ、RSIが70を上回っているため、調整売りの可能性もある。
デイトレード戦略(1時間足)
ドル円の1時間足チャートを分析する。ドル円は153.88円まで上昇したが、153.30円の抵抗が強く、上値を抑えられた。窓を開けて上昇したが、窓埋めは完了している。焦点となるのは153.30円を上抜けるかどうか。
今週は米雇用統計、1週間後は大統領選挙が予定されており、機関投資家も大きなポジションを保有することは避けようとするだろう。小幅な動きとなる可能性がある。
デイトレード方針は逆張り売りとしたい。153.65円で新規売り。154円でストップ。153.15円で決済という流れを想定したい。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
153.88円・・直近高値
153.30円・・フィボナッチ61.8%に該当
市場センチメント
USDJPY 売り:73% 買い:27%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
日本失業率 | 8:30 |
米消費者信頼感指数 | 23:00 |
米JOLTS求職 | 23:00 |
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