トランプ大統領当選、株高・ドル高・仮想通貨高のトランプトレードが意識【2024年11月7日】
2024年11月7日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 米株価指数と日経平均株価は急騰、トランプ氏の減税政策に期待
- 仮想通貨が高騰、暗号資産関連の規制緩和に期待
- 大統領就任は2025年1月20日、トランプ相場の形成に注目
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円はフィボナッチリトレースメントの61.8%を上回り、154.40円に上昇。直近高値を更新して上昇トレンド継続を示唆した。注目したいのは200日移動平均線が支持線として明確に機能していることが確認でき、下値が底堅い相場で上昇に傾いている点だ。
2016年にトランプ大統領が当選した際には、翌大統領就任式まで円安相場が継続した。今回は当時ほどサプライズ感がないとはいえ、トランプ相場がいつまで継続するかに注目したい。
一方、米景気後退感が後退したことで日銀が利上げをしやすい環境が整ってきているとの見方もある。日銀が年末に利上げとなれば、円高圧力となるだろう。11月後半から12月にかけては円高リスクに一定の警戒が必要だ。
デイトレード戦略(1時間足)
ドル円の1時間足チャートを分析する。接戦が予想されていたが、「隠れトランプ支持層」が多くいたようだ。雰囲気的にはトランプ支持が熱い様子もあったが、統計に表れておらず、接戦と報道せざるを得なかったとされる。
結果的にトランプ大統領は、人口が変化しているとはいえ、1100万票以上も投票数が増加。前回は滑り込み勝利だったが、今回は投票数も選挙人数もハリス氏を上回り圧勝といえるだろう。上院では議員数が過半数を上回り、下院でも共和党が議席を伸ばしそうな勢いだ。可能性としては「トリプルレッド」が指摘されている。
短期的に考えれば、お祭りイベント相場が継続すると考えられる。
ドル円のデイトレード方針は買い。153円台になれば、買ってもいいだろう。上値目安は155.50円や157.50円が予想される。流れが違うようであれば、手動でストップロスとしたい。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
157.70円・・過去の日足抵抗線
市場センチメント
USDJPY 売り:66% 買い:34%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
英政策金利発表(0.25%の引き下げ予想) | 21:00 |
米失業保険申請件数 | 22:30 |
米政策金利発表 | 翌3:00 |
FOMC記者会見 | 翌4:30 |
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
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