ドル円はポジション調整が強まる、FOMCで2会合連続で利下げ決定【2024年11月8日】

2024年11月8日

Markets Analysis

ファンダメンタル分析

  • FOMCでの利下げ実施、相場は織り込み済みか
  • 大統領・上院下院を共和党が制するトリプルレッドが現実味

ドル円テクニカル分析

トランプ大統領が勝利したことでトランプ相場が強まると思われたが、FOMCがあり、上値トライは様子見となった。2016年のようなドル円の暴騰相場にはなっていない。

FOMCでは利下げが実施され、ドル円は152円台に下落。一目均衡表の転換線を割っている。ただ、押し目を提供することにつながり、結果として上昇するのではないかと予想する。政府関係者から円安けん制発言があったため、上値トライは来週になるかもしれない。

200日移動平均線が支持線として機能するかどうかを、確認したいところだ。

【ドル円/日足】

デイトレード戦略(1時間足)

ドル円の1時間足チャートを分析する。ドル円は154.80円付近まで上昇したが、FOMCの結果をうけて、200移動平均線まで下落した。200移動平均線が支持線となるかが、短期的には焦点だ。

FOMCの利下げはドル安要因となるため、一時的には下がるかもしれないが、織り込み済みのFOMCを過ぎれば、トランプ相場つまりドル高相場が戻ってくるのではないかと考える。

基本的なデイトレード方針は押し目買いとしたい。152円台後半で押し目買いエントリー。決済は154.50円付近。ストップは200移動平均線を割って152.50円割れとしたい。

【ドル円/1時間足】

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。

154.80円・・直近高値

151.34円・・過去の重要安値

市場センチメント

USDJPY 売り:63% 買い:37%

本日の重要経済指標

経済指標やイベント日本時間
カナダ雇用統計22:30
米ミシガン大学消費者信頼感指数深夜0時
FOMCボウマン氏講演翌1:00

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)

認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得

FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。

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