ユーロドルは下落に転じる、米FRBは追加利下げに悩む【2024年11月21日】

2024年11月21日

Markets Analysis

ファンダメンタル分析

  • エヌビディアの売上見通しが期待に届かず、それでも連続倍増達成
  • 米英がロシア領にミサイル使用許可、対人地雷の使用も許可と報道
  • 地政学的緊張が高まる、ゴールドは続伸

ユーロドルテクニカル分析

ユーロドルの日足チャートを分析する。ユーロドルは1.05ドルで反発し、転換線付近まで上昇。しかし、戻り売りが強まり、執筆時点では1.0550ドル付近で推移している。ECBの利下げ観測が高まっているほか、地政学的な緊張が欧州全体に拡がっている。

米英がウクライナに対し、ロシア領内への長距離ミサイル使用許可、対人地雷使用許可と報道され、ロシアとの関係が緊張している。ロシアは北朝鮮兵を戦線に投入し、米英は対応を求められた。

ユーロは利下げ観測とリスク回避で売られ、ドル買いが強まった。今後の焦点は、直近安値である1.05ドルを明確に割るかどうかである。

【ユーロドル/日足】

デイトレード戦略(1時間足)

ユーロドルの1時間足チャートを分析する。ユーロドルは、昨日1.0506ドルまで下落したが、直近安値の更新ができなかった。1.05ドル付近での押し目買いが強い。執筆時点では、若干ドル買いが強いが、安値を割るかどうかは未知数だ。

デイトレード方針としては、逆張りで買いエントリーしたい。ボリンジャーバンドの-3σ線にタッチしたときに買い、中央線で決済という流れをイメージして、スキャルピングしたいと思う。1.05ドルを完全に割れた場合、戻り売り戦略に切り替える方針。

【ユーロドル/1時間足】

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。

1.05ドル・・ラウンドナンバー

市場センチメント

EURUSD 売り:16% 買い:84%

本日の重要経済指標

経済指標やイベント日本時間
米失業保険申請件数22:30
米フィラデルフィア連銀製造業景気指数22:30
英中銀要人発言 23:00
米中古住宅販売戸数深夜0時

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)

認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得

FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。

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