ドル円はリスク回避の円買い、韓国で一時戒厳令が宣言【2024年12月4日】
2024年12月4日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 韓国大統領は戒厳令を宣言、リスク回避の円買いが拡がる
- 戒厳令はその後解除、ドル円は148円台から持ち直す
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は150.17円まで上昇した後、韓国の戒厳令宣言を受けてリスク回避の円買いが強まり、148.65円付近まで下落した。ドル円はフィボナッチリトレースメントを意識していることが確認され、次の下値目安は半値水準である148.15円と予想できる。
MACDを見ると、ヒストグラムが谷を形成し始めており、MACD線も0を下回っている。引き続きドル円は上値が重い状況が続いており、下落し続ける可能性が高いと判断できる。
短期GMMAが長期GMMAとデッドクロスしていることも、下落シグナルの1つとみなせるだろう。
デイトレード戦略(1時間足)
ドル円の1時間足チャートを分析する。ドル円は下落基調を維持しているが、1時間足を見ると、大きなダイバージェンスとなっている。安値は更新し続けているが、MACDは安値を切り上げている。つまり、12移動平均線と24移動平均線の間隔が狭くなっている。
下降の平行チャネルを描画でき、149.80円付近がチャネル上限ラインと重なる。平行チャネルを維持できるかどうかに注目だ。平行チャネルを上抜けすれば、再び150.50円付近まで上昇する可能性もある。
デイトレード方針は戻り売り。平行チャネル上限と重なる価格である149.85円、150.50円に指値売り。150.80円でストップ。148.15円で利益確定の流れをイメージする。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
150.17円・・フィボナッチ38.2%
148.15円・・フィボナッチ50%
146.12円・・フィボナッチ61.8%
市場センチメント
USDJPY 売り:46% 買い:54%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
豪国内総生産 | 9:30 |
Nikkeiサービス業PMI | 9:30 |
英中銀ベイリー総裁発言 | 18:00 |
米ADP非農業部門雇用者数 | 22:15 |
米サービス業購買部協会景気指数 | 23:45 |
米ISM非製造業指数 | 深夜0時 |
米原油在庫量 | 翌0:30 |
米FRBパウエル議長発言 | 翌3:45 |
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
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