ドル円は一時151円まで買い戻し、日銀の追加利上げは見送りか【2024年12月5日】

2024年12月5日

Markets Analysis

ファンダメンタル分析

  • 日銀の追加利上げ見送りと報道、ドル円は151円台に
  • 米ADP雇用統計は緩やかに回復も予想には届かず

ドル円テクニカル分析

ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は149.39円で反発し、151.23円付近まで上昇した。日銀の追加利上げが見送りになるとの報道が流れ、円買いに傾いていたポジションの修正が入った。

ただ、日銀が利上げするかしないかは、不透明な状況である。また、12月に見送りになるとしても来年1月の日銀会合では利上げになる確率が高い。いずれにしても、ドル円は円高方向で考えるのが自然だ。

28日移動平均線を下抜けすれば、149.39円の支持線割れを再び試すのではないかと考える。

【ドル円/日足】

デイトレード戦略(1時間足)

ドル円の1時間足チャートを分析する。ドル円はウォルフ波動理論による目標高値だった150.85円付近まで到達し、その後、反落の動きが強まった。日銀の追加利上げが今月か、来月かの違いなので、落ち着いて、円高方向へのトレードを考えたい。

ドル円のトレード方針は売り。148.50円までは売り回転でのトレードを考える。151.230円を上抜けしていけば、何らかの違う要因があると考えるため、トレードを一度ストップしたい。

【ドル円/1時間足】

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。

151.20円・・前日高値

市場センチメント

USDJPY 売り:48% 買い:52%

本日の重要経済指標

経済指標やイベント日本時間
日銀中村理事発言10:30
米失業保険申請件数22:30

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)

認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得

FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。

FX1万円チャレンジ情報はこちら

FX1万円チャレンジ一覧

シュウ・フジヤス・ジュニア氏のインタビュー記事

国際認定テクニカルアナリスト、シュウ・フジヤス・ジュニア氏に独占インタビューしました!Vol. 1

国際認定テクニカルアナリスト、シュウ・フジヤス・ジュニア氏に独占インタビューしました!Vol. 2

国際認定テクニカルアナリスト、シュウ・フジヤス・ジュニア氏に独占インタビューしました!Vol. 3

国際認定テクニカルアナリスト、シュウ・フジヤス・ジュニア氏に独占インタビューしました!Vol. 4

国際認定テクニカルアナリスト、シュウ・フジヤス・ジュニア氏に独占インタビューしました!Vol. 5

国際認定テクニカルアナリスト、シュウ・フジヤス・ジュニア氏に独占インタビューしました!Vol. 6

国際認定テクニカルアナリスト、シュウ・フジヤス・ジュニア氏に独占インタビューしました!Vol. 7

国際認定テクニカルアナリスト、シュウ・フジヤス・ジュニア氏に独占インタビューしました!Vol. 8

国際認定テクニカルアナリスト、シュウ・フジヤス・ジュニア氏に独占インタビューしました!Vol. 9

国際認定テクニカルアナリスト、シュウ・フジヤス・ジュニア氏に独占インタビューしました!Vol. 10