ドル円は円安基調も様子見姿勢が強い【2024年12月17日】

2024年12月17日

Markets Analysis

ファンダメンタル分析

  • ナスダックは最高値更新もSP500は連続安
  • ドル円は円安基調、日銀会合の結果をみるため様子見姿勢

ドル円テクニカル分析

ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は一目均衡表の雲を上抜け、154円台まで上昇。日銀の利上げ見送りを背景に、円安基調が強まっている。154.42円には強い抵抗帯があり、昨日は反落したが、本日は上抜けできるかが焦点となりそうだ。

156.75円付近までは、今月上昇する可能性があると、考えている。意識されている72日移動平均線も上向きとなっており、日足単位の最高値である156.75円の更新にトライするかもしれない。

【ドル円/日足】

デイトレード戦略(1時間足)

ドル円の1時間足チャートを分析する。ドル円チャートは高値更新しているが、MACDヒストグラムは継続して高値切り下がりの状態となっている。典型的なダイバージェンスが発生している。

MACDのダイバージェンスは、期間12と期間24の移動平均線の間隔が狭くなっていることを示唆する。

引き続き押し目を狙う戦略をしたい。153.21円に買い指値、154.42円で決済。153円割れでストップとする。

【ドル円/1時間足】

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。

155.50円・・節目価格

154.48円・・昨日の高値

市場センチメント

USDJPY 売り:65% 買い:35%

本日の重要経済指標

経済指標やイベント日本時間
英雇用統計16:00
米コア小売売上高22:30
カナダ消費者価指数22:30

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)

認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得

FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。

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