ユーロドルは下落、トランプ演説でドル高がさらに進行【2025年1月9日】

2025年1月9日

Markets Analysis

ファンダメンタル分析

トランプ氏の演説がドル高誘導か、米ドル全面高
ユーロドルは2016年の支持線だった1.03ドル付近に接近

ユーロドルテクニカル分析

ユーロドルの日足チャートを分析する。ユーロドルは1.03ドルに接近しており、やや下値が堅くなりつつある。米経済指標は堅調で、ユーロ圏は経済状況が弱い。そのため、ユーロ安ドル高の構図ができやすくなっている。

一目均衡表の転換線を下回って推移しており、200日移動平均線も徐々に下向きになってきている。MACDのヒストグラムの谷は深くなっており、下落トレンドが堅調であることを示唆。また、RSIは38となっており、まだまだ下落余地がある。

当面は、直近安値である1.0225ドルを下抜けするかに注目。

デイトレード戦略（1時間足）

ユーロドルの1時間足チャートを分析する。基準線まで小反発したが、上値は基本的に重い。本日は米株市場が休場なので、下落基調はいったん和らぐ可能性がある。

1.03ドルを明確に下抜けするかに注目。

デイトレード方針としては、逆張りで買ってみたい。1.0254ドルで買い指値、1.032ドルで決済としたい。1.022ドルでストップとする。

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。

1.03ドル・・ラウンドナンバー

市場センチメント

EURUSD　売り：22％　買い：78％

本日の重要経済指標

経済指標やイベント	日本時間
米失業保険申請件数	22：30
米株式相場休場	–

Shu Fujiyasu Jr.（シュウ・フジヤス・ジュニア）

認定テクニカルアナリスト（CMTA）取得
国際認定テクニカルアナリスト（CFTe）取得

FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。