ドル円は小幅な値動き、トランプ政権が日本時間深夜に発足【2025年1月20日】

2025年1月20日

Markets Analysis

ファンダメンタル分析

トランプ大統領の就任式は日本時間深夜2時に予定
100以上の大統領令を準備と報道、市場は内容を見極め
予想外の大統領令に対し敏感に反応する可能性

ドル円テクニカル分析

ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は下落基調が強まっている。日銀の利上げ観測が非常に高まっていることを受けて円買いが強まっているようだ。一目均衡表の遅行線がローソク足を下回っていることも、下落サインである。

転換線と基準線が重なっている156.95円は非常に強い抵抗線として意識されるだろう。上昇トレンドライン付近の154円台半ばまでは下落する可能性がある。日銀は利上げのための地ならしをしているが、ショックはありそうだ。雲を下へ突き抜けるかに注目したい。

デイトレード戦略（1時間足）

ドル円の日足チャートを分析する。引き続き上値は非常に重たいだろう。また、本日深夜に発足するトランプ政権の警戒感もある。積極的なドル買いは政権発足までは起きにくいのではないか。

1時間足の雲の中で推移しており、もう一度155円割れを試す天下になるかもしれない。雲を上抜けしない限りは売り目線で勝負したい。

デイトレード方針は売り。154.50円までで決済、156.58円を上回れば、ストップとする。大統領就任式もあるため、短期回転の売り戦略を意識したい。

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。

156.90円・・基準線と転換線

154.95円・・直近安値

市場センチメント

USDJPY　売り：61％　買い：39％

本日の重要経済指標

経済指標やイベント	日本時間
米株式相場休場	–
日本鉱工業生産	9：30
ドイツ生産者物価指数	16：00
米トランプ大統領就任式	翌2：00

Shu Fujiyasu Jr.（シュウ・フジヤス・ジュニア）

認定テクニカルアナリスト（CMTA）取得
国際認定テクニカルアナリスト（CFTe）取得

FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。