トランプ大統領は関税についてコメント、FOMC相場待ちの為替相場【2025年1月29日】

2025年1月29日

Markets Analysis

ファンダメンタル分析

トランプ大統領は関税を発動する考え、ドル高に傾く
明日未明のFOMC待ち

ドル円テクニカル分析

ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は上昇トレンドラインと雲で反発し、155.5円まで価格を戻した。トランプ大統領が関税について言及し、ドル高となったことが影響した。

関税についての話題になると、ドル高に傾く傾向があり、リスク回避の動きはドル円には見られない。リスク回避の動きは主にゴールドに集中している。ドル円は下落基調を維持しており、上昇トレンドがこれから強まるかは判断しにくい。

日銀は今後も利上げする方針としており、徐々に円高が意識されてくるのではないかと考える。200日移動平均線は横ばいで推移しており方向感がない。

明日の未明に公表予定のFOMC待ち相場である。

デイトレード戦略（1時間足）

ドル円1時間足のチャート分析をする。200移動平均線が抵抗線となっており、上値も下値も重く、堅い。FOMC待ちでボラティリティは限定的か。

デイトレード方針は、短期売買に集中し、指値はおかないことにする。155円前半では買い、156.35円以上は叩き売りがいいのではないかと考えるが、相場次第だ。

FOMCの結果を待ちたい。

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。

155.75円・・下降トレンドライン

市場センチメント

USDJPY　売り：65％　買い：35％

本日の重要経済指標

経済指標やイベント	日本時間
日銀金融政策決定会合議事要旨	8：50
豪消費者物価指数	9：30
カナダ中銀政策金利発表	20：00
カナダ中銀記者会見	深夜0時
FOMC声明	翌4：00
米FRB政策金利発表	翌4：00
FOMC記者会見	翌4：30

Shu Fujiyasu Jr.（シュウ・フジヤス・ジュニア）

認定テクニカルアナリスト（CMTA）取得
国際認定テクニカルアナリスト（CFTe）取得

FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。