日米首脳会談が終了、トランプ大統領は相互関税計画を今週発表【2025年2月10日】

2025年2月10日

Markets Analysis

ファンダメンタル分析

日米首脳会談が終了、成功と評価も貿易懸念は払拭できず
トランプ大統領は相互関税に言及、今週にも詳細発表とコメント

ドル円テクニカル分析

ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は200日移動平均線を割り込む。日米首脳会談直後には一時152.42円まで上昇する場面もあった。しかし、200日移動平均線が抵抗線として機能しており、戻り売りが強まったことが分かる。

RSIが30になっており、売りが強まっている。ボリンジャーバンドの-2σ線と-3σ線の間で推移しており、バンドウォークを形成。RSIの30付近で推移しているため、一時的に利益確定による上昇の場面もあるかもしれないが、流れとしては円高だ。

150円割れの可能性もシナリオに含めるべきだろう。

デイトレード戦略（1時間足）

ドル円の1時間足チャートを分析する。下落の勢いは短期的には弱くなっており、RSIは安値を切り上げている。151円より下値は堅く、一時的に上昇する可能性もあり得る。突っ込み売りは避けたい。

デイトレード方針としては、戻り売りを丁寧に狙っていきたい。雲が推移する付近で戻り売りを仕掛け、RSIが30未満になれば利益確定という流れがいいだろうか。

トランプ政権の相互関税についての詳細が公表されれば、もう一度円高が強まる可能性がある。どのタイミングか分からないため、警戒したい。

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。

150.75円・・月足の主要支持線

148.65円・・月足の主要安値

市場センチメント

USDJPY　売り：37％　買い：63％

本日の重要経済指標

経済指標やイベント	日本時間
豪建築許可件数	9：30

Shu Fujiyasu Jr.（シュウ・フジヤス・ジュニア）

認定テクニカルアナリスト（CMTA）取得
国際認定テクニカルアナリスト（CFTe）取得

FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。