ドル円は上昇、米消費者物価指数が強い結果でドル高に動く【2025年2月13日】

2025年2月13日

Markets Analysis

ファンダメンタル分析

ウクライナ紛争終結に向けた米ロによる停戦交渉開始
原油価格に下落圧力、原油は71ドル付近
ドル円は上昇、米消費者物価指数は上昇

ドル円テクニカル分析

ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は90日移動平均線が抵抗線として機能している。雲の中に入って推移しているため、抵抗は強い。また、フィボナッチレベルの23.6％もあり、上値には強い抵抗線がある。

ドル円は米CPIが上振れたことによって、ドル高となった。関税による貿易問題の懸念があるものの、90日移動平均線を今後上抜けするかに注目したい。RSIは50まで回復しており、上昇基調に戻りつつある。本格的な転換かどうかは、もう少し様子見を見る必要がありそうだ。

デイトレード戦略（1時間足）

ドル円の1時間足チャートを分析する。米CPIの上振れを受けて、ドル高が進行。ドル円は一気に153円の抵抗線を上抜けて154円台へと突入した。RSIが74まで上昇しているため、短期的には下落する可能性がある。

日足の抵抗線がいくつかあるため、利益確定売りや戻り高値売りが出る可能性が高い。

デイトイレ―ド方針としては155円付近で指値売り、154.35円で決済、155.25円で決済の方針としたい。

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。

154.50円・・90日移動平均線

154.35円・・フィボナッチレベル

市場センチメント

USDJPY　売り：67％　買い：33％

本日の重要経済指標

経済指標やイベント	日本時間
英GDP	16：00
EU経済見通し	19：00
米失業保険申請件数	22：30
米生産者物価指数	22：30

Shu Fujiyasu Jr.（シュウ・フジヤス・ジュニア）

認定テクニカルアナリスト（CMTA）取得
国際認定テクニカルアナリスト（CFTe）取得

FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。