ドル円は下値を探る、日銀委員は一段のギアシフトする局面とコメント【2025年2月20日】

2025年2月20日

Markets Analysis

ファンダメンタル分析

日銀委員は利上げ姿勢を強調、ギアシフトしていく局面とコメント
ドル円は下値を探る動き、150円台への下落も視野に入る

ドル円テクニカル分析

ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は200日移動平均線を再び割り込んでいる。パラボリックの売りシグナルは点灯していないが、時間の問題だろう。151.22円の支持線が強く、下値は堅い。

一方、日銀委員の発言が伝わり、利上げ姿勢をより鮮明にしている。米経済指標も徐々に弱い内容が出てきており、ドル売りとなる局面もある。ドル円が下落しやすい材料が徐々にそろい始めてきた。

150.20円を割り込めば、ストップを巻き込んで150.75円付近まで下落する可能性がある。

デイトレード戦略（1時間足）

ドル円の1時間足チャートを分析する。151.23円をなかなか下抜けできない。ただし、90移動平均線がローソク足の上値を抑えており、下方向へブレイクアウトすれば、ストップロスを巻き込む可能性がある。RSIは41で推移しており、MACDヒストグラムも徐々に谷が大きくなっている。

デイトレード方針としては売り目線で90移動平均線に近い価格帯で売りエントリーしたい。150.75円で決済、152円を上回ればストップとして方針を見直す。

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。

151.220円・・主要支持線

150.75円・・月足単位の支持線

市場センチメント

USDJPY　売り：34％　買い：66％

本日の重要経済指標

経済指標やイベント	日本時間
豪雇用統計	9：30
米失業保険申請件数	22：30
米フィラデルフィア連銀製造業景気指数	22：30
米景気先行指数	深夜0時

Shu Fujiyasu Jr.（シュウ・フジヤス・ジュニア）

認定テクニカルアナリスト（CMTA）取得
国際認定テクニカルアナリスト（CFTe）取得

FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。