ドル円は148円台半ばまで下落、米消費者信頼感指数が悪化【2025年2月26日】

2025年2月26日

Markets Analysis

ファンダメンタル分析

米消費者信頼感指数が悪化し米株価指数の下落が続く
ドル円は円高基調が強くなる、148円半ばで推移

ドル円テクニカル分析

ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は200日移動平均線が下向きになってきた。10日移動平均線とデッドクロスを形成し、下落基調を強めている。注目したいのは、フィボナッチエクスパンションの61.8％が強く意識されている点。戻り高値が61.8％ジャストで形成されている。

146.85円が100％に該当、161.8％に該当するのが142円台となる。米株価が下落しており、米景気悪化懸念が市場に徐々に広がっている。

昨年の7月～9月も円高局面となったが、ドル円は139円まで下落した。今回は経済指標が悪化しており、米関税懸念・連邦職員大幅削減による先行き懸念がある。本格的な円高局面が2度目で到来する可能性があり、警戒が必要だ。

デイトレード戦略（1時間足）

1時間足で10移動平均線が意識されており、非常に強い下落トレンドとなっている。148.55円まで下落しており、日足フィボナッチの100％に該当する146.85円まで下落すると予想する。日足では包み足が出現しているため、できるだけ引き付けながらもチャンスを逃さずに売りエントリーしたい。

デイトレード方針としては、成行エントリーも考慮できるが、RSIは30なので、少し上昇するタイミングを待っても良い。150.25円を上回ればストップ、146.85円までの利益決済を考える。

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。

147.80円・・月足単位の支持線

市場センチメント

USDJPY　売り：36％　買い：64％

本日の重要経済指標

経済指標やイベント	日本時間
ドイツ消費者信頼感指数	16：00

Shu Fujiyasu Jr.（シュウ・フジヤス・ジュニア）

認定テクニカルアナリスト（CMTA）取得
国際認定テクニカルアナリスト（CFTe）取得

FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。