ドル円は下落基調、日銀副総裁の講演に警戒【2025年2月28日】
ファンダメンタル分析
東京CPIは予想を下回る、政府補助金再開が影響か
日銀副総裁の講演が予定、市場は株価下落に警戒
米株が大幅下落、米景気後退に不安が広がる
ドル円テクニカル分析
ドル円は149.50円付近で推移しており、10日移動平均線が抵抗線として機能している。安値は148.56円であり、下落基調は継続している。東京CPIが予想を下回ったが、本日の日銀副総裁の講演を警戒し、ドル円の上値は非常に重たい展開が続いている。
米国の株価が連日大幅下落している。日経平均株価もレンジを下抜け、下落基調になってきた。関税政策の先行きが見通せないなか、投資家の間で不安が広がっている。資金を引き上げる動きも散見され、警戒が必要だ。
【ドル円／日足】
デイトレード戦略（1時間足）
ドル円の1時間足を見ると、150円台に一時のせたが、上値は非常に重たく、何度も反落している。RSIは48となっており、90移動平均線を再び下抜けするかに注目だ。
本日は月末であるため、テクニカル分析が効かない可能性がある。方針としては戻り売りとしたい。150円近くで売り指値、148円台で決済、150.20円でストップとする。
【ドル円／1時間足】
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
150.15円・・直近高値
市場センチメント
USDJPY 売り：29％ 買い：71％
本日の重要経済指標
経済指標やイベント日本時間東京都コア消費者物価指数8：30日本小売業販売額8：50ドイツ消費者物価指数22：00米個人消費支出物価指数22：30
Shu Fujiyasu Jr.（シュウ・フジヤス・ジュニア）
認定テクニカルアナリスト（CMTA）取得
国際認定テクニカルアナリスト（CFTe）取得
FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。
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