ユーロドルは大きく上昇、再びウクライナ停戦期待【2025年3月5日】

2025年3月5日

Markets Analysis

ファンダメンタル分析

欧州首脳はウクライナの支持を確認、和平交渉再開を模索
ユーロドルは1.05ドル台を上回り、1.06ドル台に突入

ユーロドルテクニカル分析

ユーロドルの日足チャートを分析する。ユーロドルは大きく上昇している。フィボナッチエクスパンションを描画すると、1.056ドルの100％該当ラインを上回っている。市場センチメントをみると、売りポジションが多くなっており、8割となっている。ストップロスを巻き込んだ上昇とも考えられる。

背景にはウクライナ停戦期待があり、インフラ投資などが増加し、景気が回復すると期待されているからだろうか。

調整の動きはありそうだが、1.056ドルや1.057ドルが支持線となると予想する。調整の動きを確認して、上昇目線でトレードしていきたい。

デイトレード戦略（1時間足）

ユーロドルの1時間足チャートを分析する。上昇チャネル内を推移してきたが、現在は大きく上回っている。RSIを確認すると、78となっており、いずれ調整がくる。性急な取引は避けたい。RSIが50付近まで下がれば、押し目買いを検討できる。

デイトレード方針は押し目買い。1.057ドルで買い指値、1.072ドルの200日移動平均線にタッチした段階で決済したい。ストップは1.055ドル割れとする。

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。

1.072ドル・・200日移動平均線

1.057ドル・・主要な支持線

市場センチメント

EURUSD　売り：79％　買い：21％

本日の重要経済指標

経済指標やイベント	日本時間
豪GDP	9：30
NIKKEIサービス業PMI	9：30
米マーケット総合PMI	18：00
米ADP雇用統計	22：15
米ISM非製造業指数	深夜0時

Shu Fujiyasu Jr.（シュウ・フジヤス・ジュニア）

認定テクニカルアナリスト（CMTA）取得
国際認定テクニカルアナリスト（CFTe）取得

FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。