ドル円は小幅な上昇を継続、158円台が目前【2024年6月19日】

2024年6月19日

Markets Analysis

ファンダメンタル分析

  • 米NY連銀総裁は「経済は正しい方向」とコメント
  • 米小売売上高は微増にとどまる、ソフトランディング期待
  • 世界の中央銀行はゴールド保有率を増加、ゴールド相場の下支え

ドル円テクニカル分析

ドル円は小幅ながらも上昇を継続している。現在は157円台後半で推移しており、158円台が目前となってきた。直近高値だった157.70円を上抜け、158.25円を目指している。158.25円を上抜けすれば、158.44円の抵抗線がある。終値で158円台となれば、160円も視野に入るのではないかと考える。

日銀の国債買い入れ減額方針が決定したが具体案が見送られ、円売りが進んだと考える。一方、植田総裁は追加利上げについて「7月会合での政策金利引き上げの可能性は十分あり得る」と発言した。ただし、市場が望む積極的な利上げ幅とはならないと考えられ、円高方向への圧力は限定的。じりじりと円売りになっていくのではないかと思われる。

【ドル円/日足】

デイトレード戦略(1時間足)

1時間足のドル円チャートを分析すると、じりじりと安値を切り上げながら、上昇を続けている。上昇しては下落しての繰り返しとなっており、158.25円が抵抗線となっている。目立ったイベントが予定されていないため、158円台では売りが強くなるかもしれない。

デイトレード方針は158.80円での高値での売りエントリーを考える。決済は158.25円、ストップは159.15円とする。

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。

158.25円・・直近高値

【ドル円/1時間足】

市場センチメント

USDJPY 売り:65% 買い:35%

今週の特集通貨ペア(USDCAD)

米ドルカナダドルは2日続落している。原油価格が急騰しており、カナダドルが買われやすくなっている。原油価格は2週間で72ドル台から80ドル台に高騰。今週になってから買われ続けている。その影響で、米ドルカナダドルでも、カナダドルが買われやすく、上ヒゲが長く伸びる日々が続いている。米ドルとカナダドルの綱引き状態。

方向感を見極めるのは難しいが、大きな視点で考えると、上目線か。1.366ドル付近まで下落するのを待ってから買ってみたい。

本日の重要経済指標

経済指標やイベント日本時間
米祝日ー株式市場閉場
英消費者物価指数15:00

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)

認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得

FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。

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