ドル円は161円台で張り付き、米雇用統計に注目【2024年7月5日】

2024年7月5日

Markets Analysis

ファンダメンタル分析

  • 英総選挙は労働党が圧勝、14年ぶりの政権交代
  • 米雇用統計は雇用者数が減少&失業率上昇が予想
  • 米利下げ観測が高まっており、9月予想が多数

ドル円テクニカル分析

ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は161円台前半で張り付いており、一目均衡表の転換線が支持線として機能している。本日は米雇用統計があり、大きなボラティリティになると予想される。

英国で総選挙があり、労働党が圧勝の見通しとなった。ドル円には直接影響はないものの、ポンドが買われやすくなっている。一時160.70円まで下落したものの、長くは続かなかった。日足の転換線は160.70円付近で推移している。

【ドル円/日足】

デイトレード戦略(1時間足)

1時間足のドル円を分析する。72,52,28移動平均線が下落のパーフェクトオーダーを形成している。またRSIが50で反落していることからも、調整の動きになっていることが確認できる。161円台での押し目買いは、本日は避けたほうが良さそうだ。

レンジ相場が続くのか、下落トレンドに転換するのかはまだ分からない。雇用統計次第である。

デイトレード方針は売り。160.40円までの下落を見込みたい。ストップは161.40円とする。米雇用統計発表前にはポジションを決済する。

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。

161.17円・・フィボナッチ

【ドル円/1時間足】

市場センチメント

USDJPY 売り:68% 買い:32%

今週の特集通貨ペア(NZDJPY)

ニュージーランド円はもみ合いとなり、昨日は小反落した。ドル円が上昇基調から調整局面に入っていることが影響している。高値は98.76円だった。99円台に比較的大きな抵抗線がある。一度反落し、再び上昇基調になる可能性がある。

米雇用統計でドル円相場が大きく変動すると予想される。クロス円はより変動幅が大きくなるため、注意が必要だ。

本日の重要経済指標

経済指標やイベント日本時間
米雇用統計21:30
カナダ雇用統計21:30

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)

認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得

FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。

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