ドル円は上昇、着実に高値更新を狙う【2024年7月10日】

2024年7月10日

Markets Analysis

ファンダメンタル分析

  • パウエル議長は米雇用が軟調の兆候があるとコメント
  • 為替相場はドル高で反応、ドル円は一時161.50円付近で推移

ドル円テクニカル分析

ドル円の日足チャートを分析すると、大きな上昇チャネル内を推移しており、着実に円安基調が進行していることが確認できる。ボリンジャーバンドの+2σも超えておらず、ゆっくりと変動しているため、当分は為替介入を心配する必要はないと思う。

上値の大きな抵抗帯があるのは163.20円と予測する。162円を上回れば、ストップロスを引っ掛けて大きく上昇するのではないかと考える。163.65円にはフィボナッチエクスパンションの161.8%ラインもあるため、163円を上抜けするには時間が掛かりそうだ。

【ドル円/日足】

デイトレード戦略(1時間足)

1時間足を分析すると、安値が切り上がっており、短期目線でも上昇トレンドが発生していることが確認できる。上値の大きな抵抗線があるのは163.20円付近となっており、いくらかの調整を挟みながらも、着実に円安が進むのではないかと考える。

明日の米CPI発表によって方向感が分かれそうだ。

本日のデイトレード方針は買い。161.55~161.65円は抵抗帯であるため、押し目を狙いたいところ。ボリンジャーバンドのセンターライン付近で買いエントリー、161.55円で売りぬけ、160.80円を下回ればストップとする方針。

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。

162円・・抵抗線

【ドル円/1時間足】

市場センチメント

USDJPY 売り:66% 買い:34%

今週の特集通貨ペア(AUDJPY)

豪ドル円は上昇した。執筆時点では108.80円付近で推移している。ドル円が161円台半ばに回復し、円安が進行した。上昇の勢いは非常に緩やかであり、着実に109円台の目標値に向かって上昇している。109円では調整がありそうだが、一度はトライしそうだ。109円になれば利益確定売りが出る可能性がある。

本日の重要経済指標

経済指標やイベント日本時間
NZ中銀政策金利11:00
OPEC月次報告20:00
パウエル議長証言23:00
米原油在庫量23:30
英中銀要人発言翌0:30

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)

認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得

FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。

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