ユーロドルは反落、米ハイテク企業決算を控えて様子見姿勢【2024年7月23日】
2024年7月23日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 米ハイ的企業の決算が今週に集中、市場は様子見姿勢
- ドル円は157円台が重くなる、円高基調が強まっているか
- 日銀の国債買い入れ減額と利上げの期待が高まる
ユーロドルテクニカル分析
ユーロドルの日足チャートを分析する。高値圏で包み足を形成しており、現在はフィボナッチリトレースメントの23.6%付近でもみ合いを続けている。大きな視点で考えると、トライアングルの中で推移しており、段々とトレンド幅が縮小している。いずれかの段階で、ブレイクアウトするだろう。今週の企業決算に注目したい。
米ドル視点で考えると、日銀会合が焦点だ。海外投資家からは国債買い入れ減額と利上げの同時実施が期待されている。ただ、これまでの日銀対応を考えると、同時実施の可能性は極めて低いのではないかと思う。そうすると、やはりドル買いが強まるのではないかと思う。
デイトレード戦略(1時間足)
1時間足のユーロドルを分析すると、1.088ドル付近が大きな支持帯になっている。ちょうどネックラインになっており、ブレイクアウトすると、大きく下落する可能性がある。ただし、ネックラインをブレイクした後はリバウンドする傾向がある。ネックラインが抵抗帯になったことを確認してから売った方がいいだろう。
1.088ドルを割れて、1.088ドルが抵抗帯になったことを確認した段階で売りエントリーをしたい。1.0845ドルで決済を検討する。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
1.0880ドル・・月足単位の支持線
市場センチメント
EURUSD 売り:78% 買い:22%
今週の特集通貨ペア(USDCHF)
米ドルスイスフランは小幅な値動きにとどまる。大きな視点で見ると、押し目とも考えられるが、ドル買いが強まるかどうかは企業決算次第となりそうだ。また、月末には日銀政策会合が予定されている。移動平均線はデッドクロスを形成しており、やや下落基調が強い。直近安値を割るかどうかに注目したい。
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
米中古住宅販売件数 | 23:00 |
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
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