石破新総理が誕生、ドル円は急激に円高が進む【2024年9月30日】
2024年9月30日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 石破茂氏が高市候補を破って逆転勝利、第102代内閣総理大臣に任命見通し
- ドル円は146円台から142円台に急落、日銀の早期利上げに実現期待か
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は52日移動平均線で反落している。日銀の独立性を重視し、利上げも容認する姿勢を示す石破氏が首相になったことで、円の買い戻しの動きが活発化している。
株価にも影響が出ている。日経平均株価が時間外取引で2000円以上下落しており、金融所得課税への動きを警戒している。ただ、まだ石破首相の政策が実行に移ったわけでもなく、これからという段階であるため、突っ込まれた売りは買い戻しの動きが強まる可能性もある。
ドル円には宵の明星シグナルが出現しており、下落の勢いが強まっている。直近安値を試す動きに警戒したい。
デイトレード戦略(1時間足)
ドル円の1時間足チャートを分析する。高市氏の勝利を見込んでいた市場は146円台まで円安が進んでいたが、石破氏の勝利を持って143円台に急落した。海外時間も円高の動きが継続し、最終的に142円台まで下落している。
注目点は石破氏がいつ解散総選挙をするかどうかだ。年内の総選挙実施となれば、ドル円も買い戻しの動きがありそうだ。
デイトレード方針は、143円台まで上昇したら、一度売ってみたい。売りエントリー指値は143.50円、決済は140円とする。ストップは145円とする。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
139.57円・・日足直近安値
市場センチメント
USDJPY 売り:42% 買い:58%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
英GDP | 15:00 |
ドイツ消費者物価指数 | 21:00 |
パウエルFRB議長講演 | 翌2:55 |
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
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