為替市場はリスクオン、自民党総裁選で円安になりやすい?【2024年9月27日】
2024年9月27日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 中東情勢が悪化、イスラエルは各国の停戦要求に応じず
- 米GDPは良好な結果、株式市場と為替市場はリスクオンの動き
- 本日は自民党総裁選、3名の候補が有力で接戦
ドル円テクニカル分析
ドル円は小幅ながらも上値を伸ばしている。背景となっているのが、米GDPが良好な結果だったこと。GDPが市場予想を上回ったことで、大幅利下げ観測が後退し、リスクオンの動きが拡がった。ユーロドルやポンドドル、豪ドル米ドルは大陽線を形成して急上昇した。
ドル円をテクニカル的に考えると、52日移動平均線にぶつかっている。上値に分厚い雲が控えており、145.80円の抵抗線も控えているため、小幅な上昇となっている。相場の勢いを示唆するモメンタムも100を上回ることができなかった。
本日は自民党総裁選が予定されている。高市氏、小泉氏、石破氏の3名の激しい接戦となっているようだ。高市氏は政策金利利上げに公然と反対を表明しており、高市氏が決選投票に残るようであれば、円安が進みやすい。本日午後はボラティリティ上昇の可能性に十分注意したい。
デイトレード戦略(1時間足)
ドル円の1時間足を分析する。1時間足では。やや上ヒゲが目立っている。145円を上回ると、売りの圧力も、それなりに大きくなってくるらしい。ただ、自民党新総裁が決定する日なので、ドル円相場はお祭り相場になる可能性がある。
日経平均株価の上昇に連動して、ドル円も上昇しやすいだろうか。145.20円の高値を上回るかどうかに注目したい。いずれにしても、首相が交代というのはポジティブ材料になるため、ドル円は買いがいいだろうか。
ボラティリティの上昇が予想されるため、ポジション量を落として買いエントリーしてみたい。144円前半になれば買ってみたいと思うが、下落しなければ、スキャルピングあるいはトレード見送りとしたい。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
145.80円・・週単位の抵抗線
146.26円・・月単位の抵抗線
市場センチメント
USDJPY 売り:48% 買い:52%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
東京都コアCPI | 8:30 |
米個人消費支出価格指数コア | 21:30 |
カナダGDP | 21:30 |
ミシガン大学消費者信頼感指数 | 23:00 |
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
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