ゴールドは2600ドル台、米利下げサイクル開始で強気【2024年9月23日】
ファンダメンタル分析
日銀は金利据え置きを決定、総裁は利上げ慎重と市場は受け止め
米利下げサイクル開始でゴールドはさらなる強気相場に
利下げの他に地政学リスクや中央銀行のゴールド買いも影響か
ゴールドテクニカル分析
ゴールドの日足チャートを分析する。米大幅利下げが決定され、利下げサイクルが開始された。基軸通貨である米ドルの利下げの影響は非常に大きい。これまでは高金利が魅力の米ドルだったが、利下げするにつれて、ゴールドに資金が流れやすくなる。
ゴールドは2600ドル台に上昇。2日続伸しており、大陽線で終値を迎えている。利下げを背景として上昇圧力は非常に強い。また、中央銀行によるゴールドの調達、年末の季節的なゴールド需要の高まりなどで、上昇基調が続きやすいだろう。中東情勢の不安定化もゴールド上昇要因となる。
値幅測定法のN計算値によると、目標価格は2740ドルとなる。52日MAに支えられて、上昇チャネルの上限バンドを目指している。
【ゴールド／日足】
デイトレード戦略（1時間足）
1時間足のゴールドチャートを分析する。これまで、新たな大台に乗せた後、傾向として調整の売りがあった。今回も、2600ドル台の前半まで上昇し、今後、調整の売りが発生する可能性が高い。
先週の終値では10移動平均線を上回っているが、10MAを下回れば、2600ドル付近まで下落する可能性が十分にある。2590ドル、2530ドルが支持線だ。
ファンダメンタルは強気の買いを示唆しているため、押し目買いの方針としたい。デイトレード方針は2585ドルで買い、2615ドルで決済という流れにしたい。2580ドルを下回ればストップ。2530ドルまでの調整を再び待ちたい。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
2635ドル・・月足単位の抵抗線
2561ドル・・日足フィボナッチ61.8％
【ゴールド／1時間足】
市場センチメント
XAUUSD 売り：76％ 買い：24％
本日の重要経済指標
経済指標やイベント日本時間EU製造業購買担当者景気指数17:00FOMC委員発言21：00米サービス業購買部協会景気指数22：45FOMCメンバー発言翌2：00
Shu Fujiyasu Jr.（シュウ・フジヤス・ジュニア）
認定テクニカルアナリスト（CMTA）取得
国際認定テクニカルアナリスト（CFTe）取得
FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。
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シュウ・フジヤス・ジュニア氏のインタビュー記事
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本分析は教育目的のみであり、投資助言ではありません。外国為替およびCFD取引には大きなリスクが伴い、すべての投資家に適しているわけではありません。過去の実績は将来の結果を示すものではありません。
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