ゴールドは史上最高値更新、米ADPとGDPは強い結果に【2024年10月31日】
ファンダメンタル分析
日銀政策決定会合が開催、政局不安定のため利上げは見送り濃厚
米ADP雇用統計・米GDPは極めて良好な数値
ゴールドは史上最高値を更新、中東不安と大統領選が影響か
ゴールドテクニカル分析
ゴールドの日足チャートを分析する。ゴールドは10日移動平均線を支持線として、2758ドルの高値をブレイクアウトし、2790ドルまで上昇。史上最高値を再び更新している。26日移動平均線も支持線となっており、10日移動平均線が接近すると、押し目買いが強まるという関係が読み取れる。
現在、10日移動平均線と26日移動平均線の乖離が進んでいるため、調整売りが発生する可能性に十分注意が必要だ。RSI(14)は73となっており、買われすぎ水準となっている。
米GDPでは個人消費が堅調であることが示唆され、雇用も大きく伸びたことが示唆された。しかし、ドル買いの動きは強まっていない。
ゴールドの上昇要因としては大統領選挙が挙げられるだろう。両候補の支持率が拮抗しており、結果を予想できない状況だ。リスク回避の動きが広がり、季節的なアノマリーもあって、買われている。
大統領選挙が終われば、一服感がでて大きな調整が発生する可能性がある点には注意が必要だ。
【ゴールド/日足】
デイトレード戦略(1時間足)
ゴールドの1時間足チャートを分析する。10移動平均線が支持線として機能しており、上昇基調となっているが2790ドル近くまで上昇し、やや一服感もでている。RSIを分析すると、RSIの高値は切り下がっており、短期的な上昇基調は弱まっていると判断できるだろう。
週足・日足をみても、RSIが80以上になっており、買われすぎ水準になっている。
しかし、大統領選の不透明感、中東情勢の不安感、季節的なアノマリーを考えると、押し目買い意欲も強い。しかし、本日は10月最終営業日であるため、調整の動きが強まるかもしれない。
デイトレード戦略としては、逆張り売りをしてみてもいい水準であると考える。
26移動平均線を明確に割り込んだ段階で売り、2760ドル付近へ下落したら決済、2790ドルを再度上回ればストップとする。
【ゴールド/1時間足】
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
2790ドル・・直近高値
2758ドル・・直近の節目価格
市場センチメント
XAUUSD 売り:65% 買い:35%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント日本時間日銀金融政策発表11:30日銀展望レポート12:00日銀政策金利発表12:00日銀総裁記者会見15:30EU消費者物価指数19:00米個人消費支出価格指数コア21:30米失業保険申請件数21:30カナダGDP21:30
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得
FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。
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