ゴールドは下落基調、高値圏での陰線包み足が出現【2024年6月25日】
2024年6月25日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 28日公表の米個人消費支出の発表待ち、2330ドルを挟んだ攻防が続く
- 調整の動きが強い、直近では陰線の包み足が2回発生
- 2280ドルがネックライン、ネックラインを割れば大きく下落可能性
ゴールドテクニカル分析
ゴールドの日足チャートを分析する。直近では陰線の包み足が2回発生していることが確認できる。ヘッドアンドショルダーの右側部分での「陰線の包み足」は下落を示す重要なシグナルとなる。また、高値が切り下がっており、売り圧力がだんだん強くなっていることも、分かる。
ネックラインは2277ドルであり、2277ドルを割ると、一気に2100ドル台まで崩れる可能性も考慮するべきだ。
一方、現在は米利下げ観測が高まる局面であり、通常、利下げ観測が高まればゴールドは上昇する。今週は米個人消費支出の発表を待ちたい。
デイトレード戦略(1時間足)
ゴールドの1時間足チャートを分析する。2316ドルで一度反発し、2335ドルまで回復した。フィボナッチリトレースメントの38.2%で反落しており、再度2300ドル割れを目指すのではないかと考える。
2328ドルを割ったら、新規売りを仕掛けてみたい。2328ドル割れで新規売り、2295ドル付近での決済をイメージする。2335ドルを上回れば、ストップとしたい。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
2352ドル・・直近高値
市場センチメント
XAUUSD 売り:54% 買い:46%
今週の特集通貨ペア(GBPCHF)
ポンドスイスフランは続伸している。小幅ではあるが、3日続伸しており、ポンド高となっている。スイスの追加利下げによってスイスフランが売られやすくなっているようだ。今週は英GDPや英中銀金融安定性報告書の公表が予定されている。スイスに関する指標は特に予定されていないため、英国のイベントに注目が集まりそうだ。
一方、スイスフランが買われる要因としてはリスク回避の動きが強まったときが挙げられる。今後は直近高値の1.145フランに注目だ。
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
米FOMCメンバーコメント | 20:00 |
カナダ消費者物価指数 | 21:30 |
米消費者信頼感指数 | 23:00 |
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
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