ドル円は144円台半ばに上昇、四半期末のポジション調整の動きか【2024年9月26日】

2024年9月26日

Markets Analysis

ファンダメンタル分析

  • 米新築住宅販売件数は減少、本日はパウエルFRB議長の講演予定
  • ゴールドは着実に上昇中、一時2670ドルに上昇

ドル円テクニカル分析

ドル円は144円半ば付近まで上昇した。9月上旬以来の円安水準であり、四半期末のポジション調整の動きとも考えられる。28日MAが抵抗線となっていたが、昨日の上昇で28日MAをブレイクアウト。現在は、52日MAに接近している。

また、下降チャネルの上限ラインを上回っており、144.50円は直近上昇トレンドの半値に該当する価格帯で非常に強い抵抗帯である。よって、一時的に145円台になったとしても、いずれは売りが強まるのではないかと予想する。

52日MAは145.18円付近で推移している。

【ドル円/日足】

デイトレード戦略(1時間足)

ドル円の1時間足チャートを分析する。28MAが52MAを上抜けており、ゴールデンクロスを形成している。現在は転換線が支持線になっているようだ。ただし、上値が非常に重たい。転換線を下回ると、144円前半まで下落する可能性がある。

また、上昇材料も少ないため、難しい相場だ。

デイトレード方針としては、145円台になったら、新規売り。決済は144円前半というイメージとしたい。守りのトレード方針だが、四半期末のドル円相場は読みにくくなるため、守りの方針として、可能であればトレードするという方針にする。

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。

145.18円・・52日移動平均線

144円・・28移動平均線

【ドル円/1時間足】

市場センチメント

USDJPY 売り:56% 買い:44%

本日の重要経済指標

経済指標やイベント日本時間
日銀金融政策決定会合議事要旨8:50
米GDP21:30
米失業保険申請件数21:30
米FRB議長講演22:20
米イエレン財務長官発言翌0:15

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)

認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得

FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。

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