ユーロドルはレンジ相場を形成、米雇用統計は失業率上昇【2024年12月9日】
2024年12月9日
Markets Analysis
目次
ファンダメンタル分析
- 米雇用統計では失業率上昇、新規雇用者数は予想どおり
- ECBの政策金利が今週発表予定、市場は利下げを織り込み済みか
ユーロドルテクニカル分析
ユーロドルは28日移動平均線に上値を抑えられている。1.05ドルと1.06ドルの間でレンジ相場を形成しており、方向感がない状態が続いている。今週はECBの政策金利発表を控え、やや様子見姿勢が拡がっているのかもしれない。
今回のECBでの利下げは織り込み済みだが、今後の利下げがどうなるのかを市場は気にしているようだ。どこかで一時停止するのか、このまま継続して利下げするのかによっても異なる。
また、FOMCでの米利下げ観測もユーロドルに影響する。米国も利下げする確率が高まっており、ドル売りになっている。ラウンドナンバーが引き続き意識される展開となりそうだ。
デイトレード戦略(1時間足)
ユーロドルの1時間足チャートを分析する。ユーロドルは1.056ドル付近で推移しており、28移動平均線を割っている。MACDも0を下回っており、売り圧力が優勢となっている。ただ、市場センチメントを見ると、買いポジションが多くなっており、判断が難しい相場だ。
短期売買では、1.05ドルでの反発と1.06ドルでの反落の動きを狙っていきたい。レンジ戦略で、しばらくは取引したほうが良さそうだ。どちらか一方にブレイクアウトしたら、その方向についていきたい。
サポート・レジスタンスライン
今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。
1.06ドル・・ラウンドナンバー
1.05ドル・・ラウンドナンバー
市場センチメント
EURUSD 売り:29% 買い:71%
本日の重要経済指標
経済指標やイベント | 日本時間 |
日本GDP | 8:50 |
日本GDPデフレーター | 8:50 |
Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)
認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
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