ユーロドルは2024年安値を更新、ユーロ圏の経済が弱い【2025年1月3日】

2025年1月3日

Markets Analysis

ファンダメンタル分析

  • ユーロ圏の経済が弱い、ECBの積極的な利下げが続くとの見方
  • トランプ政権の関税の影響を悲観、ドル高ユーロ安の構図が形成

ユーロドルテクニカル分析

ユーロドルの日足チャートを分析する。ユーロドルは下落基調が顕著になっており、昨日はボリンジャーバンドの-3σ線にタッチした。今月下旬のトランプ政権始動に、敏感になっている。トランプ大統領は初日に20以上の大統領令を準備していると報道があり、世界経済に影響を与えるのは必至だ。市場は影響を織り込もうとする動きになっている。

ユーロ圏にも関税がかかる可能性があり、ユーロ売りが出ている。2024年の安値を更新しており、パリティ(等価※USD=EUR)に接近する可能性もある。

【ユーロドル/日足】

デイトレード戦略(1時間足)

ユーロドルの1時間足チャートを分析する。昨日は急落し、RSIも24まで低下。売られすぎ圏になってやや反発している。しかし、上値は重い。本日のデイトレード方針も戻り高値を狙った売りがいいだろう。

1.0312ドル付近になれば、戻り売りをしてみたい。1.035ドルでストップ。1.0225ドルを目安に決済とする。

【ユーロドル/1時間足】

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。

1.03ドル・・ラウンドナンバー

1.028ドル・・フィボナッチレベル

市場センチメント

EURUSD 売り:16% 買い:84%

本日の重要経済指標

経済指標やイベント日本時間
ドイツ失業率17:55

Shu Fujiyasu Jr.(シュウ・フジヤス・ジュニア)

認定テクニカルアナリスト(CMTA)取得
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)取得

FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。

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