ユーロドルは急騰、トランプ大統領は就任当日の関税は見送り【2025年1月21日】

2025年1月21日

Markets Analysis

ファンダメンタル分析

トランプ氏が第47代米大統領に就任、米第一主義を掲げる
次々と大統領令を発表、関税については先送り

ユーロドルテクニカル分析

ユーロドルの日足チャートを分析する。ユーロドルが急騰している。下降トレンドラインにぶつかっており、上抜けするかに注目。

トランプ大統領の目玉政策である関税だが、就任当日の関税賦課は見送りとなった。そのため、ユーロが買われる結果となった。上値には長期GMMAと雲が控えており、押し返される可能性もある。

RSIは50を上回り、上昇基調に転換したことが示唆されている。遅行線がローソク足が上抜けする可能性にも注目したい。

デイトレード戦略（1時間足）

ユーロドルの1時間足チャートを分析する。雲上限を支持線として急騰している。関税が発表されず、どんどん売り込んでいたユーロの買戻しが入ったようだ。トランプ大統領が誕生し、今後、多くの大統領令がだされるだろう。

デイトレード方針は非常に難しいが、短期で買いだろうか。RSIが50になれば、押し目買いを検討したい。とりあえず、トランプ大統領の今後の動向に注目したい。

サポート・レジスタンスライン

今後、考慮すべきサポート・レジスタンスラインは以下のとおり。

1.04ドル・・ラウンドナンバー

市場センチメント

EURUSD　売り：51％　買い：49％

本日の重要経済指標

経済指標やイベント	日本時間
英雇用統計	16：00
ドイツZEW景気期待指数	19：00
カナダコアCPI	22：30

Shu Fujiyasu Jr.（シュウ・フジヤス・ジュニア）

認定テクニカルアナリスト（CMTA）取得
国際認定テクニカルアナリスト（CFTe）取得

FXや先物取引の第一線で20年以上の経験を持つ現役トレーダー。ファイナンシャルプランナーの資格保有者。電話取引の時代から取引を実践し、最近では裁量トレードから自動売買まで、幅広い手法で相場に挑み続ける。MAMトレーダーとしても実績を積み、投資家の資金を預かり運用。金融機関向けに記事を執筆するなど、トレードの枠を超えて活躍。長年培ってきた経験と独自の視点で相場を分析し、投資家の頼れるパートナーとして、時代の変化に柔軟に適応しながら、共に成長していくことを目指す。